グリー株式会社(以下「グリー」)は、2013年12月22日、23日に千葉大学教育学部の学生と学習ゲームを制作するハッカソン(※1)を実施しました。
授業は「ゲーミフィケーション(※2)」、「シリアスゲーム(※3)」や「教育アプリ」などについて学んだ後、実際に学習ゲームを制作することにより、ゲームの教育分野への応用について理解を深めることを目的としています。この日は、履修している学生20名がグリー本社がある六本木ヒルズを訪れ、社内会議室にて社員のエンジニア9名、デザイナー1名、さらにエンジニアとして協力いただいた東京工科大学学生3名とチームを作り、力を合わせて学習ゲームを制作しました。
千葉大学学生が授業の中で練り上げた企画をもとにエンジニアと構成を考え、デザイナー監修のもと、ゲームのデザインを作りました。会場では作業状況を報告し合うなど、コミュニケーションを取り合いながら作業を進める各チームの姿が見られ、非常に良い雰囲気のイベントとなりました。最優秀賞は女子中高生をターゲットとした敬語を学ぶゲーム、優秀賞は小学校での利用を意図した防災の知識を学ぶゲームが選ばれました。教育を専門分野とする千葉大学の学生とプログラミングやデザインを専門とする社員、東京工科大学学生の参加者全員にとって学びのある貴重な2日間となりました。
グリーは、「ゲーム×学び」をテーマに、これまで事業で培ったゲームのノウハウを教育分野に活かした社会貢献活動を行っています。今後もハッカソンやプログラミング教育、ゲーム開発や講演会などを通じて、日本のゲーム産業の振興、またそれを支える人材の育成に積極的に取り組んでいきます。
※1 「ハック」と「マラソン」を組み合わせた造語で、プログラマーたちが技術とアイデアを競い合う開発イベントの一種
※2 ゲーミフィケーション:人を楽しませて集中させるゲームの要素や考え方を、ゲーム以外の分野における他人とのコミュニケーションに応用していこうという取り組み。ゲーム独特の発想・仕組みにより、ユーザーの行動を活発化させたり、適切な使い方を気づかせたりするための手法でもある
※3 シリアスゲーム:ゲームジャンルの一つ。社会課題を解決することを目的としたゲームのこと。