CSR

【Pick Up】CSR冊子「OUR ACTIONS Vol.5」より「特別対談:継続が社会貢献につながる」

毎年8月の風物詩ともいえる日本テレビの「24時間テレビ」。
社会に向け、チャリティーへ参加するきっかけを提供しています。
今回は日本テレビ本社にお伺いし、副社長・小杉氏よりその活動に込められた思いを伺いました。

(写真 右)
日本テレビ放送網株式会社
取締役 副社長執行役員
小杉 善信 氏
1954年生まれ。76年日本テレビ入社。制作部門を起点に、編成・営業・グループ会社社長を経て、2018年6月から日本テレビホールディングス取締役副社長、
日本テレビ放送網取締役副社長執行役員に就任。

常にチャリティーに帰結する

田中:企業がCSR活動を行う時には必ず「なぜそれをやるのか」という活動の方針があると思います。
グリーはインターネットが事業ドメインですが、どんな企業活動もマイナスの側面が生まれることがあります。
私たちは、それに対してもきちんと責任を持ちたいと考え、CSR活動を行っています。

小杉:日本テレビのCSRと言えば、やはり「24時間テレビ」です。
今年で41回の放送となりましたが、昨年までの累計の募金総額は370億円を超えています。
頂いた募金は、福祉や自然環境保護、災害援助などに使われていて、その中には、高齢者に対する支援や障がいを持つ人への支援も含まれています。

田中:「24時間テレビ」を始めたきっかけ、続けている理由に、日本テレビさんのCSR方針がありそうですね。

小杉:CSRは、企業がビジネス抜きで「社会とどう接点を持つか」「どう関わるか」だと思っています。
CSRにはさまざまな考え方や流儀がありますから、「24時間テレビ」に対しても、いろいろなご意見や、時にはご批判もあります。それでも私は「やらないより、やった方が絶対いい!」なんです。普段、チャリティーやボランティア活動に関わっていない方が、放送をきっかけに、募金してみようと思ったり、興味を持つきっかけになるだけでも、意味があります。だからCSRは「誰でも参加できる」ということも重要なんです。

田中:確かに。私が初めて「チャリティー」という言葉を知ったのは、「24時間テレビ」がきっかけだったかもしれません。

小杉:社会的に弱い立場にいる人たちに、より多くの善意を届ける。そのためには、たくさんの方々に見ていただく必要がありますから、番組内容はエンターテインメント色も強くしています。
その結果、たくさんの募金を頂き、必要とする方々にもお届けできるのです。

田中: 「24時間テレビ」では、特に障がい者やチャリティーにフォーカスされていますよね。グリーも「グリービジネスオペレーションズ」という特例子会社を2012年に立ち上げ、今年で6周年を迎えました。横浜のオフィスでは、50人ほどの精神・発達障がいを持ったスタッフが、ゲームのバグチェックやバナー制作などといった、自身の得意な分野でグリーに貢献してくれています。

小杉: 日本テレビでは、LGBTの映画祭番組や、番組と連動したボランティア募集プロジェクト「すけっと」などもCSRの位置付けになります。いずれも社員が自発的に始めたものです。CSRにも、それに対するさまざまな意見、反響がありますから、我々が社会にどう映っているのかをちゃんと見定めた上で、「私たちはこういう考えです」というものをしっかり持つことも大切ですね。

田中: マスメディアの場合、自分たちで発信できる強力なツールがある。企業の特性を生かしたCSRですね。グリーもゲーム事業の他に、メディア事業もしているので、メディア企業としてもしっかり成長して、社会に対する責任を果たせるように成長していきたいと考えています。

小杉: 発信力を持つ立場である以上、しっかりと世の中に貢献しなければなりません。同時に、発信力だけではなく、世の中を確実に「巻き込んでいく」。これはCSRにおいてとても重要なポイントです。

自分たちの都合でやめてはいけない。

田中: インターネット業界は目まぐるしく変化しているので、今後、私たちの事業内容やサービスをお届けする対象、お客様も変わってくる可能性があります。そうなると、私たちのCSR活動の内容も変わるかもしれません。ですが私たちのCSRに対する考え方、企業市民としての責任を果たしていきたい、という考えに変わりはありませんから、変化しながら活動を続けるつもりです。

小杉: CSRは継続することが大切ですね。「24時間テレビ」は今後ずっと続くものだと思っています。例えばお風呂付きの福祉車両は、水回り設備を備えているので、老朽化も考慮しなければいけません。買い替える必要も出てくるんです。その他、ごみの撤去や伝統職人の支援など、継続しなければいけないものがたくさんあります。「24時間テレビ」が終了すると、福祉の補給経路を絶つことになるんです。一度始めたことは、我々の都合で簡単にやめてはいけない。形は変わるかもしれませんが、変化し続けながら、それでもよほどのことがない限りやめないでしょう。

田中: 本日は貴重なお時間をありがとうございました。伺ったお話を参考に、今後も事業、CSRに取り組んでいきたいと思います。

小杉: 私たちは、世の中に「豊かな時間」を提供するための企業ですが、グリーさんもこの点は一緒ですね。一人ひとりのユーザーに向けて、豊かな時間を提供する企業として今後も発展していただきたいと思います。

以上

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