事業のこと

サウンドルームがリニューアルオープン。導入による効率化とは。

こんにちは。広報の坂見です。

グリー本社オフィスでは2018年より徐々にオフィスをリニューアルオープンさせていますが、今回紹介するのは新しくなった「サウンドルーム」です。
以前公式ブログでも紹介したサウンドチームでは、ディレクションや楽曲、効果音の制作を行います。
今回は、チームマネージャーの竹内にリニューアルしたサウンドルームについて伺いました。
グリーグループのゲームにとってとても重要なサウンド。それらが作られる舞台裏の新たな仕組みをぜひご覧ください。

竹内 竹内:2012年に入社し、サウンドチームを立ち上げ、「消滅都市」の開発段階からサウンドディレクションを担当し、現在はチームのマネージャーとしてチーム、メンバーの育成にも注力。ファンプレックスのサウンドチームのマネージャーも兼務。

ーー今回、新しくサウンドルームが新設しました。どこかの音楽レーベルの収録ルームのようですね。これまでとの違いについて教えてください。

竹内 竹内:そうですね、以前は「簡易な防音室」といった感じであったため、コントロールブース、収録ブース共にサイズも狭く、機材面の制限や入れる人数のキャパシティが限られていました。防音・遮音性能の面でも適切なスタジオレベルの精度までなく、ある程度の音量を出してチェック出来なかったり、簡易的な音声収録を行ったりと、用途としてはかなり制限されるものでした。そのため、以前はどうしても外部のスタジオを活用する頻度が高い状況でした。 今回新設したスタジオは適切なサイズを押さえつつ、外部の収録スタジオと同等の防音・遮音性能やサウンド機材を準備し、以前は外部で行っていた作業を社内でも対応できるように設計しました。 あとは作業内容によっては社外の方の出入りもありますが、エントランスから繋がるcafeエリア内にスタジオが設置されたこともあり、導線などの環境を考えてもずいぶん良い場所に出来ていると思いますよ。

部屋の隣に収録ルームがついており連携しながら作業を行うことができる。

ーー設計される際、一番こだわった部分はどんなところでしょうか。

竹内 竹内:もちろん、さまざまな作業や収録内容に合わせて複数の機材や部屋数があるのが理想ではありますが、現行から将来を見据えつつ業務での使用頻度の多い内容に合わせて、”臨機応変に効率よく、使用者のかゆいところに手の届く環境”を作っていきたいと思っていました。 具体的には歌唱収録、セリフ収録、楽器収録、楽曲のミックス、MA(映像への音付け)、サラウンド制作ができる環境をメインとして最適な設計をしています。

ーー今回のリニューアルで提供できる音は変わりますか?

竹内 竹内:最終的な音は、こだわりや品質の高さといった部分で見えるかと思いますが、以前と極端に変わるものではありません。今までも外部のスタジオで同等の作業していたことには変わりませんので。 ただ圧倒的に違う点は効率面、即時対応性かと思っています。外部スタジオへの往復時間や、その日に作業が必要な場合への対応など、かなり利便性が高くなりました。 例えば音声収録で外部にて収録となった場合、ディレクター、シナリオ担当、サウンド担当が同行するケースが多いですが、何万というセリフの収録になると数か月を要します。移動時間だけでもかなりのウェイトになりますよね。もちろん、さまざまなプロジェクトが社内で動いているので、すべてを賄えるわけではないですが、社内移動のみで完結することで、その時間をものづくりに集中して費やせるわけです。

ーー最後に、現在サウンドチームとしての課題や、ゲーム音楽など業界全体に対してどのようにグリーらしさを出していきたいと考えているのか教えてください。

竹内 竹内:ゲームサウンドの流れとしては、ゲーム自体がハイエンド化する中でサウンドも映画的手法を取り入れて工数や品質を高く求められるようになってきています。 例えば、フルオーケストラの収録や、エンジン音や銃声などさまざまな音を生収録したり、また映画館で体感することが多いと思いますが、映像に合わせ前後左右に音が移動するサラウンド再生などゲームでも当たり前のように行われています。

左右と正面に複数のスピーカーが設置されており、音が移動するサラウンド再生が可能

竹内 竹内:また、逆にメロディを中心においた昔のゲームミュージックのような楽曲が好まれる時代も来ており、ゲームミュージックの流行も1周する時代が来ているなと感じます。 ゲームミュージックに限らず、効果音や音声、それらを再生させる再生仕様(サウンドエンジン)も多種多様な選択がありますので、トレンドも意識しながら、ゲームサウンドを構築する際に遅れを取らぬようにこのスタジオを活用していきたいですね。 そして、知識や技術を合わせ、新しいサウンド演出の在り方を模索しながら”魅せる力”を底上げし、ゲームファンの心を震わせるサウンドを提供していきたいと思っています。 ゲームの中だけにとどまらず、サウンドを楽しんでもらえるように楽曲配信やライブなどさまざまな施策をサウンドチームから発信をしていきたいですし、また、グリーグループとしてゲーム以外のエンターテインメントコンテンツに対してもサウンドを提供していきたいと思っていますので今まで以上にご期待いただければと思います。

新しいサウンドルームで既に制作活動を開始しているサウンドチーム。新しいルームで作成される音楽や、それが生かされているゲームを引き続きお楽しみいただければ嬉しいです。

以上

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