2020年度グリーグループMVP_受賞者インタビュー#3「常に前向きに挑戦する。成功するまでやり続ける。」

7月14日にグリーグループ総会がオンライン配信で実施され、2020年度のMVP受賞者の発表がありました。

グリーグループのMVPは、1年間を通じてグリーのバリュー(行動規範)を最も体現した社員/プロジェクトに贈られます。今回のブログでは、体現されたバリューとともに受賞社員やプロジェクトを紹介します。第3弾は「常に前向きに挑戦する。成功するまでやり続ける。」のバリューを体現し、個人に贈られるBest Performer of the yearを受賞した2名と、プロジェクトに贈られるBest Project of the yearを受賞した2プロジェクトです。

「常に前向きに挑戦する。成功するまでやり続ける。」とは

高い目標を実現するためには様々な障害が立ちはだかるのが常です。環境や人のせいにして諦めることは簡単ですが、大きな成功を勝ち取ることはできません。グリーでは、強い意志を持って前向きに挑戦することによって、不可能と思えることを可能にする姿勢を大切にしています。

「逆境も楽しみながら、常に何が相手に喜ばれるのかを考える。」

中島 慎悟 :アウモ株式会社 営業本部 第3営業部 第6グループ 第10チーム マネージャー

2017年にアウモに入社。前職での求人、イベント、旅行、広告業界で営業経験を経て、アウモではトラベル領域を専門とし、クライアント営業チームのマネージャーを務める。3児の父でもあり、最近はオンラインオフィス勤務を併用しながら仕事と家族のバランスを取っています。趣味はゴルフ、マラソン、球技。

ーー担当業務について教えてください。


中島:アウモのトラベル領域にて「aumo」を世の中に広めるための営業と営業メンバー育成、一部商品企画を担当しています。また、マネージャーを務めるチームの採用活動も担当していて、平均年齢が38歳とグループ内では高い方なので若い子とも働きたいと思っています(笑)。

ーー中島さんは、アウモの営業を牽引されてきましたが、日ごろから意識していることはありますか。


中島:自分の仕事と直接関わるわけではない人やものであってもどこかで繋がる可能性があると思っているので、目の前の相手はどんなことが嬉しいか、何が欲しいのか、ということは日々意識してます。あとは、新しい施策を率先して取り入れることも意識しています。昔から、新しい商品は誰よりも最初に売りたいと思っていましたので、完璧に理解しきれていないことでも、臆さずにすぐ商談先で提案してみる、ということをしています。時には、しっかりと伝えられずに怒られることもありますけど、常に相手のニーズに応えようとしていると言えるかもしれません。

ーーどのような環境下でも常に前向きに、責任感を持ち努力し続けた姿勢が今回のMVP受賞に繋がっていると思いますが、今期は新型コロナウイルスの影響もある中、どのような思いで業務に取り組まれていましたか。


中島:逆境を逆手にとりながら、自分の業務に集中できたと思います。「aumo」はおでかけメディアなので新型コロナウイルスの影響を受け、普通に考えれば売上は落ちてしまうと思いますが、もしこの間に売上を上げられたら凄いことになるのでは、と思って逆境の中も前向きに業務に取り組むことができました。「andの精神」を大切にしていて質も量もこだわる姿勢、そして、自分のキャラクターを生かしてチームの生産性を上げることも評価いただけたポイントかもしれません。

ーー今回の受賞に関して、率直なご感想と今後の意気込みをお聞かせください。


中島:前年度は私も関わったプロジェクトがMVPを受賞しましたが、今回は個人での受賞ということで、前回よりも勝ち取ったという思いが強く、喜びも大きいです。MVPを本当に受賞したいと思っていて、社内でも契約の報告などでアピールは欠かさず行っていました。チームには迷惑をかけながらもたくさん協力してもらい、受注した際には自分ごとのようにみんなで喜んでくれました。本当に感謝しています。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大で事業全体への影響は大きく、今回の受賞も手放しで喜べない部分も正直あり、悔しい思いがあります。

私の夢は「言葉で世界を変えること」です。営業の仕事は、対話の中で言葉を用いて相手に寄り添い、ニーズを汲み取って叶えることだと思っています。自分の言葉を通して微力ながらお客さまの役に立てているのではと自負しています。グリーのミッションは「インターネットを通じて、世界をより良くする。」ですが、アウモの営業力とITが組み合わさったときの力があれば必ず世の中をより良くすることができると思っております。

またアウモで新たな事業部をたちあげたいという次の目標に向けて早速動き出そうと思います。ゲームやライブエンターテインメント(現:メタバース)事業だけでなく、広告・メディア事業全体でグリーを盛り上げていきたいです!

「現状を受け入れ、踏みとどまり、自らの行動を意識して変えて得た7年ごしのMVP」

末松 卓:グリー株式会社 Japan Game事業本部 Japan Game 4部 釣りスタグループ 事業チーム マネージャー

2014年新卒入社。入社直後から「釣り★スタ」チームに配属され、今まで6年以上「釣り★スタ」の運用に関わる。運用プランナーとして幅広い施策に携わり、2019年2月よりプランナーチームのマネージャー就任。2020年4月から同タイトルのプロデューサーも兼務。2歳の娘の父親として、仕事と育児参加の両立に励む。

ーー担当業務について教えてください。


末松:事業責任者としてプロデューサー業務とプランナーチームのマネージャー業務を兼務しています。

事業責任者としては「釣り★スタ」をお客さまに末永く遊び続けてもらうことを目標に、事業状況の現状把握や課題の発見、解決に向けた計画の策定を行っています。

プランナーチームという組織のマネージャーとしては、事業目標を達成するための組織状況の現状把握、組織課題の発見、解決に向けた組織計画の策定、メンバーの育成を担当しています。

ーー末松さんは今年の4月から前任者が異動となり急遽「釣り★スタ」のプロデューサー業務を引き継がれていますが、事業責任者としての困難やプレッシャーをどのように乗り越えられましたか。


末松:一年前より、プランナーチームのマネージャーとして、前任者のプロデューサー業務を近くで見れたことが非常に勉強になったと思います。マネージャーとして側で見ながら、私がプロデューサーだったらどのような判断をするかを考え、前任者の行動一つ一つで答え合わせができる機会がありました。また、プロデューサーになる前に、プロデューサーの一部の権限を譲渡してもらった上で業務にチャレンジさせてもらっていました。内容は一部でも、自らの経験として成功や失敗を学ぶことができていたことが、急遽の交代でも対応することができた要因だったと考えています。

プロデューサーとプランナーチームのマネージャーは密接な関係で、プロデューサーの視点をもってプランナーチームのマネージャー業務ができるようになったことは逆にいえばメリットになりました。初めてでわからないこともたくさんありましたが、前任者に残していただいた資料であったり、聞いて学ぶことを意識して取り組み、周囲の方々のサポートもあり、乗り越えることができたと感じています。

ーー前任者の踏襲だけでなく、率先して新たな施策に挑戦し、良い結果を残したことがMVP受賞に繋がっているかと思いますが、業務の中で大切にしていることはありますか。


末松:現状を受け入れ、踏みとどまり、自らの行動を意識して変えていくこと。すごく難しいことですが、私が大切にしていることです。
私自身、マネージャーになりたてのころは右も左もわからず、多くの叱咤激励をいただく機会が多かったと思います。失敗をしたときには、次は同じような失敗をしないこと、次に活かせるようにしていこうと思っていました。失敗をしているということは、いま私ができていないことにチャレンジしていることの裏返しでもあり、失敗を前向きに捉えることができると思います。

ーー今回の受賞に関して、率直なご感想をお聞かせください。


末松:個人での表彰ですが、「釣り★スタ」というプロダクトの表彰でもあると思っています。マネジメント業務は、チームメンバーの皆さんによって初めて成り立つものであり、感謝しかありません。部長やマネージャーの方々に日頃から手厚いご指導をいただいており、この場で改めて感謝申し上げたいと思います。

私自身は新卒のときに、新卒MVPは受賞できませんでした。新卒MVPは取れなくても、年月を経て、どこかでMVPを取るというキャリアもあると身を以て感じました。
諦めずに何事も継続して続けること、長く努力を積み重ねることでこそ、成し遂げられることがあるはずだと信じています。

グリーの新卒として、自分のようなキャリアもグリー新卒の一つの文化として残せるように、引き続き頑張っていきたいと思っています 。

「チャレンジを楽しみ続け、より高い品質を実現する。」

2大キャリア案件、並行開発支援プロジェクト

岸田 祥崇:開発本部 インフラストラクチャ部 ディベロップメントオペレーションズグループ サービスディベロップメントチーム マネージャー


受賞メンバー:

岸田 祥崇/パロット ジェイソン/松橋 洋平/山田 幸司/絹村 友佳子/丸山 祥/松尾 勇也

ーー受賞されたプロジェクトについて教えてください。



岸田

岸田:外部からの受注案件を、人数や期間が限られた中で複数並行して開発し、納品、運用、保守開発まで行いました。案件内容は2大キャリアが手掛けるそれぞれ種類が異なるもので、開発対象は全ての領域で高い品質が求められ、ライブ配信、動画配信、購読顧客管理など非常に幅広い技術要件での開発でした。

また、一方の案件に関してはグリー社内のみで開発が完結するものではなく、他社でバックエンド開発が行われるため、連携に関しても入念なコミュニケーションが必要でした。しかし、それぞれ諦めることなく開発を続け、お客さまに満足していただけるものを納品することができたと思います。これまでゲームやライブエンターテインメント(現:メタバース)事業で培ってきたノウハウを生かしながら、アイデアからリリース、運用、UI/UXの改善提案までをワンストップで実現できるのは、グリーの強みです。

ーー岸田さんが、プロジェクトを進める中で難しかったことや気にかけていたことはありますか。



岸田

岸田:お客さまの求めるスピードと品質の担保との両立が難しかったです。また、ずっと開発を継続するチームメンバーのモチベーションをどうやって維持していくかも常に課題としてありました。

プロジェクトの開発においては、お客さまの求めるものをそのまま再現するだけでなく、作業がルーチンにならないように、メンバーが率先して、新しい要素や技術を取り入れ、120%の提案をし続けることを意識していました。その分開発の難易度も上がりますが、自分たちにとってもチャレンジを続けていくことで、チームメンバーが楽しみながら業務に取り組め、モチベーションを維持し続けることができたと思います。

ーー本プロジェクトは2年ほど継続して開発しているとのことですが、チームの一番大きな変化は何でしたか。



岸田

岸田:ローンチするまでは開発することで精一杯になってしまっている部分もあり、先の運用フェーズを考えた時に、開発フェーズと同じ気持ちでは作業の違いからモチベーションが下がってしまうという危機感を感じました。そのため運用フェーズでは、常に率先してプロダクトをよりよくするための工夫をしていこう、という意識がメンバー全員に芽生えるようになりました。

また、チームにどんな変化があっても開発パフォーマンスを落とさないようにすることを重要視して、属人性をなるべく排除できるように、担当を変えるなどしてメンバーそれぞれが関わる領域を増やし、開発のスケールに気を配っていました。

ーー今回の受賞に関して、率直なご感想をお聞かせください。



岸田

岸田:今回のMVP受賞は、エンジニアリングに常に工夫をし続け、より良い開発体制を実現し続けた結果だと思っています。プロジェクトのタイミングとして、新型コロナウイルス感染症の影響もありましたが、オンラインオフィス出勤でも、それまでよりも高いパフォーマンスを出せるように、開発体制をアップデートし続けることができ、チームとしても成長してきたと感じています。

本プロジェクトは継続中ですが、これからは私たち主導の案件にも挑戦していきたいと思っています。

「チームと事業を信じる力が成果を次へ繋げていく。」

一撃では終わらなかった!ライセンス事業、大々々成長Project

渡辺 勇斗:グリー株式会社 Japan Game事業本部 ライセンス事業部 ライツ マネジメントグループ ライセンス&アニメプロデュースチーム2


受賞メンバー:

渡辺 勇斗/山下 和弘/ 李 瑋玲/ 高野 雄太/ 楊 先銘/ 片岡 道則/ 成田 理沙

ーー受賞されたプロジェクトについて教えてください。



渡辺

渡辺:今回、前期と後期で本部MVP(※1)を獲得した2つのプロジェクトの集合体としてグループMVPを受賞しました。ライセンス事業部の根幹のビジネスであるライセンスマーケティング事業(以下、LM事業)とIP投資事業で、継続的に利益を生み出すことができました。

具体的には、LM事業では以前からアライアンスを模索していた企業さまと大型ディールで2件実現できたことと、2019年6月に簡体字版をリリースした「ワンパンマン 一撃マジファイト」を2020年1月に繁体字版としてリリースし、地域を拡大して継続的に売り上げに貢献した事が大きかったと思います。

もう一方のIP投資事業では、年間数百制作されるアニメ作品の中からゲーム化される割合は実はとても少ないんです。そんな中、投資したアニメ作品のゲーム化をしっかりと実現させ、着実に売り上げを上げることができたことが評価されたのだと思います。

※1:グリーグループでは、事業本部ごとに半期もしくは四半期のMVP制度がある。ここではライセンス事業部が所属するJapan Game事業本部の2020年上半期と下半期のMVP受賞を指している。

ーーライセンス事業部の2つのプロジェクトでの受賞ということですが、それぞれのプロジェクトを進める上で共通して難しかったことなどはありますか。



渡辺

渡辺:共通していることは、メンバーのモチベーションの維持と、非連続的な成長事業体の難しさです。両事業とも世にでるまで約2~3年かかり、結果を出すには更に時間を要します。そのため、一見成果が出ていない時期にも、粘り強く事業に向き合い続ける姿勢が必要でした。また、売り上げを出し続けるために、ライセンスの獲得と運用を常に同時並走で行っているので、異なる視点を使い分けながらPDCAを繰り返すことも意識しました。

「ワンパンマン 一撃マジファイト」では、版権元さまの想いと開発パートナーさまの想いをどれだけ尊重し、折衷案を探っていくかが重要なので、社内外すべての関係者各位のモチベーションコントロールと事業の先を読むこと、また交渉の優先事項の見極めをとても大切にしています。

ーー今回の受賞に関して、率直なご感想をお聞かせください。



渡辺

渡辺:ライセンス事業部が携わるビジネスの中で、さまざまなプロジェクトが同時に走る事の難しさもありましたが、それぞれが一丸となって一つのゴールを形成し前向きに挑戦し続けた結果が今回の評価につながっていると思います。事業をリードした7名で受賞させて頂きましたが、事業部のみんなでとった賞だと思っております。私たちの事業を、非連続的な成長事業から、今以上にブランドや実績、ノウハウを積み上げて連続的な成長事業へと昇華させ、またMVP表彰という形でみんなで喜びを分かち合える日を楽しみに励んでいきたいと思います。現在仕込んでいるプロジェクトがたくさんあるので、これからも楽しみにお待ち頂けると幸いです。