グリー、メディア事業における広告領域強化のためDMPを導入

全メディアのオーディエンスデータを統合し、アドテクノロジーを強化

グリー株式会社

グリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役会長兼社長:田中良和、以下「グリー」)は、メディア事業における広告領域を強化していくことが急務と考え、ランサーズ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:秋好陽介、以下「ランサーズ」)の100%出資子会社で、DMP(Data Management Platform ※1)を手がけるクオント株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:足立和久、以下「クオント」)の全株式を取得することを決定し、ランサーズと基本合意しました。

2017年のインターネット媒体広告費(※2)は前年に比べて115.2%と2桁以上の成長を維持し、マスコミ四媒体の広告費が前年比97.7%と減少する中、広告費全体を押し上げました。広告手法が既存の媒体からインターネット、さらにはスマートフォン向けのウェブメディアやアプリにシフトしていく中で、特にブランド広告の効果可視化と適切な運用による効果の最大化は、媒体社および広告主の大きな課題となっています。また、広告主のマーケティング活動自体のデジタルシフトも加速しており、ビッグデータを活用したデジタルマーケティング施策の展開が浸透しています。

グリーは、ゲーム事業に次ぐ第二の柱として広告・メディア事業に注力し、事業の拡大を目指しています。住まい・暮らしメディアの「LIMIA」、ファッションメディアの「MINE」など、複数のメディアの規模拡大と共に、動画アドネットワーク「AdCorsa」、SSP「アドフリくん」、DSP「GREE Ads DSP」などのアドテクノロジーを強化してきました。

メディアの規模拡大に伴う、ブランド広告出稿への広告主の要望に応えるため、ユーザーへのマーケティング効果の可視化・最大化へ向けDMPを導入し、アドテクノロジーを強化することで事業を拡大していきます。

事業強化領域

  • グリーグループのメディア事業において、ウェブ・アプリの全てのオーディエンスデータをDMPによって統合し、最適なサービスを提供します。
  • ユーザーの利用状況から分析される興味関心データをもとに、広告主に対して精度の高いコンテンツマーケティングを提供します。
  • データをもとにした精緻なコミュニケーションを可能とすることで、ブランド認知に関する態度変容を促し、エンゲージメントを高める施策を提供します。

グリーは今後、SNSやソーシャルゲームの運用で培ってきたビッグデータの分析技術とクオントの持つDMP技術を融合させ、広告主が求める、良質なクリエイティブ、広告配信運用、効果測定、分析といった品質の高いマーケティングソリューションを提供していきます。

※1:DMP(Data Management Platform)とは、インターネット上に存在するさまざまな情報データを統合的に管理・分析して、広告配信やマーケティング施策などに活用するための基盤。
※2:電通「2017年 日本の広告費」より

GREEおよびGREEロゴは、グリー株式会社の登録商標です。その他のすべての商標は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

以上

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