グリーで働くワーママ管理職座談会 ~マネジメントと育児って似てる?!~

グリーグループには仕事をしながら育児に取り組む「ワーキング・マザー(通称ワーママ)」が多く働いています。今回は、仕事と育児、さらには管理職としてマネジメント業務を担う「ワーママ管理職」の皆さんによる座談会を開催。忙しい日々のなかで仕事と育児を両立するために工夫していること、育児経験とマネジメント業務の関連性、今後のキャリアプランや目指す働き方について聞きました。

岩崎岩崎:Glossom株式会社 コーポレート本部 副本部長
2012年グリーに入社。2013年よりGlossomの立ち上げに参画し、経営管理や人事、総務を経験し現在は同社副本部長に。2016年に第一子、2019年に第二子の産休・育休を取得。4歳と1歳の二児のママ。

志村志村:グリー株式会社 開発本部 GREE Platform部 プラットフォーム運用チーム マネージャー
2010年グリーに入社。カスタマーサポート、QA、政策企画などを担当後、2014年に第一子の産休に入り翌年に復帰。2016年より第二子の産休・育休を取得後、復帰し現在に至る。6歳と4歳の二児のママ。

山田山田:グリー株式会社 開発本部 インフラストラクチャ部 オペレーションプランニングチーム マネージャー
2011年グリーに入社。インフラのサービスオペレーションやサービスインストレーションを担当。2015年より産休に入り1年後に復帰。その後、現在の部署でマネージャーを務める。5歳の女の子のママ。

田村田村:グリービジネスオペレーションズ株式会社 事業管理第1チーム マネージャー
2010年グリーに入社。ソーシャルゲームのプランナーを経て、2012年に第一子の産休に入り翌年に復帰。その後マネージャーとなり、2015年に第二子の産休へ。2017年に復帰し2019年より現職。8歳と5歳の二児のママ。

「こうあるべき」に縛られず、頑張りすぎないこと

ーー現在の働き方や、仕事と育児の両立に向けて工夫していることを教えてください。


志村
志村:9時半から18時半までフルタイムで働いています。メンバーによく言っているのが「定時で帰れるチームにしよう」ということ。業務時間内に集中して効率よく仕事をすることが働きやすい環境づくりにつながると考えています。育児中なのはチームの中で現在私一人ですが、メンバーそれぞれ多様な趣味をもっているので自分の時間を大事にしてほしいと思っています。

ーー育児やご家庭のことで心掛けていることはありますか。


志村
志村:「頑張りすぎない」ことですね。以前は「夜ご飯は親子で一緒に食べなきゃ」と思い、18時半に会社を出て帰宅して急いで夕飯の支度をしていましたが、早く食べてとか早くお風呂入ってとかとにかく慌ただしくて、子どもが寝る時間が遅くなってしまうことも多くて。延長保育だと夕飯を出してくれるので週に何回かお願いすることにしたのですが、帰宅後はお風呂に入れて寝かせるだけなので勉強やピアノの練習を見てあげることができて、子どもとゆっくり向き合う時間が取れるようになりました。振り返ってみると「こうあるべき」みたいなものに縛られすぎていたのかな。「お惣菜に頼ってはいけない」と思っていた時期もありましたが今は大いに活用していますし、無理せずうまく手を抜くことって大事だなと思います。


田村
田村:すごく共感します。私は元々料理も家事も苦手なタイプ(笑)。一つのことに集中するとそれだけしか見えなくなってしまうので、第一子が生まれた直後は家のことがおざなりになりがちで、仕事も頑張りたいのにいろいろうまくいかなくて幸福度がかなり低い時期がありました。第二子を出産してからは夫との家事の分担が良いバランスでできるようになり、できるほうがやる、やらなかったことに対してはお互い文句を言わないようにしています(笑)。ご飯はデリバリーも頼むしお惣菜やお弁当を取り入れながら、いかに楽できるかを考えています。


岩崎
岩崎:私は2人目を生むまではフルタイムで働いていたのですが、産休中にオフィスが移転して自宅から遠くなってしまったので、現在は9時から17時までの時短勤務です。頑張りすぎないようにというのは私も心掛けていて、六本木近辺のお店で子供と一緒にラーメンを食べていたら、それは私です(笑)。朝の時間は出発準備で嵐のような状態で、夕方帰ってからもご飯をつくってお風呂に入れて勉強をやらせてというさらなる嵐(笑)。二人の子どもの寝る時間も違うので、ご飯だけでもなるべく簡単にできるよう外食もしますし、土日に副菜をつくり置きして平日はメインの料理だけつくればいいように工夫しています。


山田
山田:時間の使い方でいうと、昨年4月から(コロナ禍で)オンラインオフィス勤務で通勤が無い分少し余裕が生まれましたね。これまでは延長保育を使って子どもには保育園で夕飯を食べてもらうことが多かったのですが、今は家でご飯をつくって食べたりGo To イートしたり、以前とは生活の形が変化しています。

忙しい日々のなかでも仕事と育児の相乗効果を実感

ーー管理職として働くことと育児の共通点や、それぞれの経験が一方に生きていると感じることはありますか?


田村
田村:マネージャーの経験が子育てに役立っていると感じることは結構あります。仕事だと相手にどういう伝え方をしたらいいか、などコミュニケーションに気を遣いますが、自分の子どもだとどうしても上から「あれしなさい、これしなさい」って言いたくなってしまう。でも一歩引いて考えると子育てもマネジメントだなと思うんです。どういう言い方をしたら子どもの気持ちが明るくなるかや、一方的に言う前にまず理由を聞くなど、大人に対して当たり前にやっていることは子どもに対しても必要だなと思います。怒る時は怒っていますが(笑)。


志村
志村:私は育児によってマルチタスク力が鍛えられているなと感じます。家に帰ってお風呂掃除をして、お湯をためている間に洗濯機を回しながら夕飯の支度をしてという感じでいろんなことを同時にやるんですよね。仕事でも、自分が作業できないと止まってしまうようなものはなるべくメンバーにお願いして自分は方針判断など舵取り役に重きを置くようにしたり、パズルのようにタスクを組み合わせて時間を効率的に使うことを考えています。子どもを生む前は残業しようと思えばいくらでもできるので、ついつい効率が落ちて無駄が多いこともあったと思いますが、時間の制約があると自然とメリハリが生まれます。


岩崎
岩崎:仕事でも育児でも、ゴールだけを伝えてあまり細かく口を挟まないというのは意識しています。子どもにはつい口出ししたくなるんですが、どうやるのかを全部教えることは簡単で、でもそれだと本人ではなく私のやり方になってしまうので、子どもがどう考えてどうアプローチしていくのかを見守るようにしています。できれば褒めるし、できなければどうすればいいのかを一緒に考えて解決する。マネジメントで培ってきたものを子育てで生かせるというのはすごく良いことだと思っています。

「働くことは生きること」

ーーお子さんを出産する前と後で、仕事観に変化はありましたか?育児を通して感じるご自身の変化や気づきがあれば教えてください。


岩崎
岩崎:私はあえて仕事観を変えないように意識してきました。ワーママであることを周囲に強く意識されたくないというか。女性がキャリアを積み重ねていくなかで、出産という選択肢を選んだ場合はどうしても休まなければならないですが、そのこと自体にずっとモヤモヤを感じていたんです。しょうがないことなんですが、何で女性だけ休まなきゃいけないの!って(笑)。復帰しても子どもの送り迎えをしたり早く帰って家事に専念したりするのは圧倒的に女性が多いですよね。


田村
田村:子どもが熱を出したとか何かあった時にはママが対応する家庭がほとんどですね。


岩崎
岩崎:そうなんです。そういう風潮が腑に落ちないなかで自分自身がどうキャリアを積んでいくのかを考えて、結論としてはワーママという壁をつくりたくないなって。パソコンの背景画像は思いっきり子どもの写真なんですが(笑)、仕事への姿勢は出産前後で大きく変えていません。チームメンバーにも「この時間は岩崎さんとコンタクトが取れない時間」と遠慮されて何かあった時に対応できないのは困るので、Slackは家でも確認できるよとかコミュニケーションになるべく支障が出ないようにしています。子どもには仕事をする意味や私自身の姿勢を伝えたいなと思っていて、それで頑張れているのも大きいですね。「ママは今こういう仕事をしているんだよ」と伝えたりしています。


田村
田村:私は計画的に人生を歩んできたというより気付いたらここにいたみたいな感じなんですが(笑)、子どもを生む前はがむしゃらに仕事をしていて、産んでからも結局がむしゃらで。今は落ち着いてきましたが、仕事にも子供に対しても疲れない範囲でバランスをとるようにしています。子どもの通院などもありどうしても周囲に迷惑をかけてしまうことがあるのですが、快く対応してくれるメンバーばかりだからこそ他の人に何かあった時はサポートしたいし、育児を通じて支え合いを学べたと思っています。また、働くことって私にとっては生きることなので、一生懸命な姿を子どもに見てほしいという思いがあります。




山田
山田:子どもを生むまでは自分の時間を自由に使えたので、私も遅くまで残業をしたり飲み会に頻繁に行ったりということがありました。それができなくなった今、(コロナ禍による)オンラインオフィス勤務も導入されて、より柔軟に働ける環境になっているのはIT企業ならではの良いところかなと思います。


志村
志村:独身の時に先輩のママさんのお話を聞いて「大変なんだろうな」となんとなくは分かっていましたが、実際にやってみたら想像の3倍、いや10倍以上だというのがよく分かりました。その分、他のパパママ社員への理解も深まったと感じます。あとは、育児って何一つ思い通りにいかないので、仕事でちょっとしたトラブルやうまくいかないことがあっても寛容になれたというか(笑)。


田村
田村:言葉が通じるだけで感動しますよね(笑)。


志村
志村:本当にそうなんですよね。視野が広がって、世の中にはいろんな人がいていろんな考え方があって、というのが以前より受け入れられるようになったと思います。今後チームの誰かが産休に入ることになったら全力でサポートしたいと思っていますし、会社全体で社員のライフステージが上がって制度も整ってきて、パパママ向けの制度に対して「心おきなく使ってね」という理解や社風があるのもすごくありがたいなと実感しています。

ーー制度のお話が出ましたが、育児に関する制度でよく使っているものはありますか?


田村
田村:子どもが熱を出した時はファミリー在宅※1やファミリー休暇※2を利用していました。グループ会社であるグリービジネスオペレーションズへの異動も、子どもの事情でお休みを多くいただくことになると会社に相談し、理解を示して柔軟に対応してもらえたおかげで、本当に助かりました。

※1 子どもの登園禁止や妊娠中の体調不良等で出社できない場合月2回まで在宅勤務が可能。
※2 年次有給休暇とは別に、家族の病院付き添いや妊娠中の健康診査で使用できる年5日の特別休暇。


岩崎
岩崎:制度を使いやすい環境はすごく整っていますよね。長男はほぼ熱を出さないので使わないで大丈夫だったんですが、次男は体温が高いので保育園をお休みしなければならない時があって、制度の活用で何とかなっている状況です。「何かあったら全然使っていいよ」と皆が言ってくれますし、社内にもママさんが多くいるのですごく働きやすいですね。


山田
山田:ファミリー休暇はよく使っていて、予防接種などで子どもを病院に連れていく時などに計画的に取得しています。


志村
志村:公式クラブ活動の一つに「パパママ部」というのがあり、(新型コロナウイルス感染症拡大前は)子どものいる社員とその家族が集まってテーマパークに遊びに行ったりしていました。部門が違う方とも知り合えるのですごく良い活動だと感じています。


岩崎
岩崎:ファミリー在宅勤務は月2日までで病気などの時に使うというルールがコロナ禍で一時的にストップしていますが、終息した後も何らかの理由があれば月2日以上利用できるようになればいいなと思っています。



今できることの積み重ねが、次のライフステージの糧になる

ーー今後のキャリアプランや目指す働き方についてお聞かせください。


志村
志村:マネージャーになってまだ1年なので、しっかり役割を果たしつつキャリアを積んでいきたいと思います。来年上の子が小学生になるので、また生活サイクルも変わると思いますが、ライフステージに合わせて最適な働き方を見つけていきたいですね。


山田
山田:私も子どもが小学校に上がると生活がどう変わるのか少し怖いですが(笑)、グリーは自由な働き方が選択できて、出社時間を調整することもできるので柔軟に働いていきたいと思っています。あとはインフラ部門は男性のエンジニアが多くて、他の部門に比べると女性が少ないので、もっと女性が増えたらいいですね。仕事と育児の両立は私もなんとかやっているんだから皆もできるよ!と個人的には伝えたくて、男性も女性も関係なく和気あいあいと働ける職場をつくっていけたらと思います。


田村
田村:グリーに入社してから産休・育休を合計3年間とっていますが、しっかりキャリアを積ませてもらっています。ゲームプランナーやプロデューサーを経て、今は特例子会社で障がい者雇用に携わっていますが、専門性を高めていきながら、しっかりと成果を出せるよう頑張っていきたいです。


岩崎
岩崎:2人目育休復帰後は経営企画がメイン業務になったので、自己学習して知識を深め、会社の成長に貢献していきたいです。志村さんがおっしゃったように、ライフステージによってさまざまな変化がありますが、今のステージでできることをしっかりやっていれば次のステージに行っても適応できると思うので、自分のやりたいことをやって、チームも家族も皆ハッピーでいられたらいいなと思っています。

以上