こんにちは、広報室の横山です。
B.LEAGUE所属のプロバスケットボールクラブ「茨城ロボッツ」の選手・スタッフに、「インターネットで絶対に失敗しない方法」というテーマで、SNS利用に関する情報モラル講演が行われましたので、今回はその様子をご紹介します。
講師はグリー社会貢献チームの小木曽(おぎそ)マネージャー。インターネットの安心・安全な使い方を啓発していく部門の責任者として、日本全国の学校・企業・官公庁で年間300回以上の講演を行っています。
講演は、同じスポーツ選手のSNSでの失敗事例から始まりました。「注目を集める立場の人たちにとってネットは、本当にいとも簡単にご自身の人生を吹き飛ばすことができます。本当に色々な要素を持った人たち、自分の周りのファンの方々と付き合わなければなりません。」というメッセージに、始まる前は和やかだった選手達の顔つきが変わり、自分ごととして捉えるように話を聞いていました。
特にプロバスケットボール選手は、一般人と比べて知名度が非常に高く、ネット社会では、最初からハンディキャップを背負っていると認識した方が良いと強調した上で、SNS一つ投稿するだけでも多くのファンが反応し、さまざまなコメントをしたり、熱狂的なファンに至っては、投稿から行動パターンや住所まで特定される可能性があることを伝えました。
自身の身を危険に晒さないための対応策として、SNSで発信する際に、位置情報を少しずらして発信する、どこのお店で食事をしたかなどの行動パターンがわかるようなことは発信しない方がいいというアドバイスに選手たちは、自身のこれまでのSNSの利用を振り返っていました。
その後小木曽は、「SNSには良い点・悪い点」の両面の顔があることを強調します。一度起こしてしまったネット炎上についてはネット上から削除することが困難なため、「人生のターニングポイントにおいて、身近な人に注目される。」と紹介。ネットでいじめ動画を配信して炎上した少年が、高校入学・大学入学・就職・結婚というターニングポイントで苦しめられる具体的な事例を挙げ、選手の皆さんに警鐘を促しました。
今回の講演の感想を、現役選手の皆さんからいただきました。
■福澤晃平 選手
自分のプロ人生やその先の将来を自分の手で壊さないためにも正しい活用の仕方をしなければならないと思いました。自分の家の玄関に貼っても平気なことなのか、内容をしっかり見直して発信していきたいです。もし誤って炎上してしまった際には、適切な対処の方法をとるようにします。わかっているつもりになっていたことを、今日の研修を通してしっかり学び直すことができました。
■友利健哉 選手
小木曽さんのセミナーを受けて、インターネット、SNSの怖さを改めて感じました。
ネットは一瞬にして炎上、拡散、身元特定、今後の人生にまで影響を与える力がある。自分自身、家族を守る為にも発信の仕方を考え、見つめ直し、第三者の目を持って、『玄関の外側』というキーワードを忘れず発信していきたいです。
特にネット炎上を機に、将来に多大な影響が出ることを感じ取っていただけたみたいです。
私は、SNSに投稿する際、さほど躊躇せずに投稿をしてしまいますが、プロバスケットボール選手ともなるとSNS一つ投稿する際に、その後起こりうるさまざまな可能性まで考慮しなければいけないのかと、改めて立場によってSNSは危険なツールにもなり得ると感じました。また、私も炎上の怖さは知っているつもりでいましたが、炎上が自身のターニングポイントにまで影響を及ぼすとは思っていませんでした。自身が改めて気をつけなければいけないと同時に、SNSに使い慣れている若年層の方々にもぜひ聞いて欲しい講演だと思いました。
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