小学生がアイドルやゴリラに!?VTuberになってさまざまな表現方法を学びました。

-2019年度千葉大学共同授業レポート-

こんにちは。広報の横山です。
グリーでは毎年CSR活動の一環として、千葉大学教育学部と「教育の情報化」を担う教員を養成することを目的に共同で授業のプロデュースを行なっています。
今年は、千葉大学教育学部附属小学校6年生がVTuberを通して「なりたい自分」になって動画を作成、発表することで多様な「表現力」を学ぶことをテーマとしています。

これまでのレポート
2019年11月11日:2019年度千葉大学共同授業がスタートしました

今回は小学生を対象に「『なりたい自分で生きていく』-教育×音楽×VTuber-」と題した授業を「GREE VR Studio Lab」の白井ディレクターが行いました。

千葉大学教育学部附属小学校の授業は1コマ40分なのですが、今回は2コマ分の時間を使います。前半パートでは、グリーでインターンをしながらVTuberとして活躍している「警戒ちゃん」こと「警戒ブロオドキャストCHERRY」の演奏に合わせた自己紹介と白井からバーチャルとVTuberについての解説。後半パートでは、児童が4つの班に別れてWright Flyer Live Entertainmentが提供しているバーチャルライブ配信アプリ「REALITY」で自分のアバターを作成してから自己紹介動画を発表する2本立ての構成で授業を行いました。

前半パートは、警戒ちゃんの演奏に合わせたイントロクイズと自己紹介からスタート。警戒ちゃんの自己紹介が終わった後に子どもたちに大人気の曲「パプリカ」が流れてくると、手拍子をしながら大合唱するほどみんな興奮していました。

子どもたちの興奮が冷めやらぬ中、白井は警戒ちゃんの自己紹介スライドを振り返りながら、2次元では「警戒ブロオドキャストCHERRY」、3次元では青木さんで活動しており、人はさまざまなキャラクターを演じ分け「なりたい自分」になれるということを解説すると、みんな納得した表情を見せていました。

さらに、アプリの使用方法を解説しながら「見た目は大事なんだけど一部でしかないです。今回の授業を通してなりたい自分で楽しく生きるというのを学んでみましょう。なりたい自分がない人は、この授業でなりたい自分を探す旅に出てください。」という白井のメッセージに、子どもたちはアプリを使用した実習が待ちきれない様子でした。

後半パートの実習では、4つの班に別れてアプリ「REALITY」でアバター作成と自己紹介動画の発表を体験。自分達で作ったアバターで顔を動かしたり、自分が吹き込んだ声が再生されることに興味津々です。

授業の最後に、班ごとに作成したアイドルやゴリラ風のアバターになりきったさまざまな自己紹介動画を発表し、大盛り上がりで授業は終了。特にアイドルになりきって自己紹介動画を作成した班は、とても小学校6年生が演じたとは思えないほど完成度が高い作品でした。その発表を見た担任の先生も、普段消極的な子がアバターを通して積極的に発信・演じていたことに驚いていました。もしかすると、なりたい「積極的に発信できる」自分が見つかったのかもしれませんね。

今回、初めてVTuberとして情報発信することを学んだ子どもたちは、より人に伝わる質の高い情報発信ができるように、延べ40万人に情報モラルの啓発講演をしてきた小木曽から「伝えるための技術」をテーマにした授業を受ける予定です。
その後、「表現力」と「伝えるための技術」を取得した6年生と千葉大教育学部の大学生が一緒になって、他学年向けに授業の構成を考えて、1月末に実際に授業を行う予定です。

実際に、6年生と大学生が行う授業の模様については、公式ブログでもご紹介する予定です。ご期待ください。

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