【グリーが担うサステナビリティ】 6年にわたる「グリー緑づくり」活動が完結

グリーでは、多様性のある社会の実現に貢献するため、様々なサステナビリティ活動を行っています。2012年のオリンピック招致イベントをきっかけにスタートした「緑づくり」もその一つです。これまで、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、東京2020五輪)会場の一つである「海の森公園」(東京都江東区)や、三輪里山(東京都町田市)、富士山麓(山梨県富士河口湖町)といったエリアで、緑化・保全・清掃などの活動を行ってきました。

フィナーレを迎えた緑づくり活動

緑化という言葉には「種をまく」「木を植える」「緑を増やす」といったイメージがありますが、実はそれらは緑化プロセスのごく一部に過ぎません。緑を増やすためには、土地を整え、日光が当たる環境をつくり、木々の成長に合わせて周囲の環境を整えるなど、実に様々な工程があります。私たちがこれまで行ってきた「緑づくり」も、その活動の多くが緑化のための環境整備と言えるものでした。

やれることからキレイな緑を増やしていく

三輪里山には、そのような活動を経て、社員と家族の手で植えられた「コナラの樹」があります。コナラの花ことばは「勇気」と「独立」です。植樹から3年の月日が経ち、ようやく一人前の姿となったこの樹々が、未来を担う子どもたちと一緒に立派に育ち、次の世代に勇気や力を与えられることを願い、2022年6月25日にフィナーレとなる緑づくり活動を行いました。

大人たちがコナラ周辺の環境整備を行っている間に、子どもたちの手で「コナラ」という立て札を作成、大きな木槌を使い皆で力を合わせて設置しました。将来この樹々がどれだけ立派に育っても、もう迷わず見つけられます。

グリーの緑づくり活動は、東京2020五輪招致にあたってグリーがヤフー株式会社と実施した「楽しい公約プロジェクト」からスタートしました。五輪の招致に成功したら「都内にキレイな緑を2020本植えちゃいます」というグリーの公約がきっかけとなり、「緑化の定義って?」「何をすればよいの?」「グリーが出来ることは?」という私たちの試行錯誤が始まったのです。

専門家の方から、実は都内には植樹に適した土地があまりないことや、緑を増やすために必要な工程、都心部のみならずより広い視野で考えるべきテーマであるなど、多くの知見を頂き、やれることから少しずつやってみようとスタートした緑づくりでした。

思い返せば、人手が必要な林野作業に想定を超える社内ボランティアが集まったり、幼い参加者を少し年上のお子さんたちがサポートしてくれたりと、担当者が助けられる場面の連続でした。社会に貢献するための活動のはずが、私たちは6年間の緑づくりを通じて、「とても多くのことを学ばせて頂いた」と感じています。

さまざまな場面で活動をサポートしてくださった社外の方々にも、あらためて感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。本当にありがとうございました。


梅屋

法務総務部長 梅屋より:社会貢献を目的にスタートした緑づくりですが、この6年間で緑化に対する社内理解が促進され、また部門を超えた協力といった貴重な経験を得られたと感じています。この経験をぜひ、次の取り組みに活かしていきたいと考えています。