CEDEC 2019の2日目フォトレポート。今年はアバターがバーチャルリモート講演を行なったり、巨大なポケロボくんが登場したりしました。

こんにちは。広報の坂見です。
今回は9月4日〜6日までパシフィコ横浜にて行われた「CEDEC 2019」の様子をレポートします。
Day2に参加しましたが、今回は初めてのヴァーチャルリモート講演や、巨大ポケロボ君の展示などがありました。グリーグループのセッションはどれも多くの方で賑わっており、さまざまなジャンルにて興味を持っていただいておりました。
それでは当日の写真と一緒にご覧ください。

CEDECとは
CEDEC(Computer Entertainment Developers Conference)はゲームを中心とするコンピュータエンターテインメントの開発、 ビジネス、関連する技術、機器の研究開発などに携わる人々の技術力向上と知識や情報の交流を促進するためのカンファレンスです。
グリーグループでは今年12組のセッションが行われました。

巨大ポケロボくんの登場



今年度のCEDECは、グループ会社のポケラボがスポンサーしたこともあり展示ブースが設けられました。
ポケラボのコーポレートキャラクターである「ポケロボくん」がブースに登場し、会社やサービスの説明、ポケロボくんの制作動画などが流れていました。
こちらのミニポケロボくんのぬいぐるみは今回のために作られたとのこと。可愛い。

Day2のセッション紹介

2日目はグリーグループの4つのセッションが開催されました。それぞれのセッションの様子を紹介します。

①REALITY「なりたい自分で、生きていく」リアルタイムライブでVTuberが活躍する舞台を作る現場の1年

こちらのセッションは、ライブエンターテイメント事業を手掛けるWright Flyer Live Entertainmentのバーチャルライブ配信アプリ「REALITY」の現場のこれまでの裏側をお見せする公演です。
ゲームカテゴリーのセッションが多いCEDECでしたが、VTuberに関するサービスも増えた今年は注目度が非常に高く、講演前から長蛇の列でした。

また、冒頭はGREE VR Studio Lab ディレクターの白井からの説明でしたが、後半は都内にあるREALITY Studioから配信しているエンジニアの皆さんがアバター出演し、スライドとともに説明します。
会場にいなくても、みなさんの前でリアルタイムに講演を行なっていることに聴講者一同驚かれていました。たくさんの方が写真や動画で記録されていました。






立ち見が出るほどの人気

最後にはフォトセッションもありました

スライドの中でリアルタイムに動くアバター登壇者は資料が見えるように横に動いたり屈んだりしながら説明を進めていきました。
中にはボイスチェンジャーで声を変えているアバターもいて、社内の人でも誰が講演しているのかわからなくなるほどでした。

白井に今回のリモート講演の感想を伺いました。

白井:今回は「現場とバーチャルをつなぐコミュニケーター」としてたった一人現場におりました。会場のWifiネットワークが不安定な上に「絶対に失敗できない!」という緊張感があって良い経験になりました。スライドも112ページもあり、最後には貴重な未公開写真も掲載しているので是非見てフィードバックいただきたいですね。

続いては、同時刻に開催されていた、以下のセッションです。

②SINoALICE -シノアリス- それは必死の「サーバー削減」

こちらのセッションは、「SINoALICE -シノアリス-」の運用から2年が経過し、リリース時に積み上げたサーバーを削減する取り組みについて発表しました。
去年も登壇者の覚張がリリース時のサーバーの対策について講演しており、今年は去年の続編として多くの方がいらっしゃいました。



覚張に今回2年連続の登壇だったことについて聞きました。

覚張:今回はリリース時に増やしすぎたサーバーの削減のお話をさせていただいたのですが、去年に引き続き2回目の登壇と言うこともあり、大体の流れはバレちゃってましたね。今年はポケロボくんが会場に遊びに来てくれたお陰か、去年より緊張せずに終えることが出来ました。
登壇が終わった後、数名のエンジニアの方とポケロボくんの前でお話する機会がありましたが、何処の現場も大変ですよねーって(笑)。
ポケラボ、シノアリスチームも更なる続伸の為に日々取り組んでおり、来年も何かその辺の内容をご紹介出来ると思いますので、(採択されたら)3回目の完結編を乞うご期待下さい!!

この日3つめのセッションは、

③こっそり教えます!エフェクトデザインのイ・ロ・ハ

の講演でした。
こちらは、エフェクトデザインに関する知識について講演しており、デザイン全般に関する内容だったためゲーム企業を中心に多くの視聴者(おそらくデザイナーさん)がいらっしゃいました。
また、講演の中では動画などを多く用いてわかりやすく説明していました。



池田に今回多くの方がセッションに参加されたことについて感想を聞きました。

池田:おかげさまで今年、CEDEC3年連続登壇を達成しました。ありがとうございます。今まではヒット作の持つIPの力に生かされて登壇できていた部分もあったと感じます。ですが今回の内容は非IPかつニッチな内容でしたし、個人的にはセッションのタイトルどおり小部屋で「こっそり」登壇するつもりでした。しかし蓋を開いてみれば自分の想定を超え、大部屋にも関わらずほぼ満員のセッションとなりました。こんなにたくさんの方々がエフェクト制作に興味を抱いてくれていることが何より嬉しかったです。
これからもこういった登壇はライフワークとして続けていくつもりです。そして私の結論(オチ)はいつも変わりません。
「エフェクトは人生だ」
来年もまたCEDECに出られるよう頑張ります。よろしくおねがいします。

この日最後のセッションはこちらです。

④「宇宙x教育xVR=ちゃんと学べる体感サイエンスツアー「ありえなLAB」の挑戦

こちらのセッションは公式ブログでも何回か紹介している「ありえなLAB」に関する講演です。
「ありえなLAB」は、JAXAの協力のもと宇宙に関するデータをもとにVRを使って子ども向けの教育コンテンツを開発し、提供しています。

【これまでの「ありえなLab」のレポート】
【特集】グリー×JAXA:VR/ARで挑む宇宙ビジネスとエンターテインメントの進化
よみうりランドで開催中の「月面キッズキャンプ」で宇宙を体感しよう!
月の直径と重力を体感できる「ありえなLAB」第2弾を開催。 ーはまぎん こども宇宙科学館でサイエンスツアーを実施しましたー
六本木ヒルズの夏休みイベント「キッズワークショップ2018」にてグリーが「VRで月面ドライブ」を実施しました。

今回はこれまで行った取り組みの紹介や、作る過程で考慮したことなどを話しました。
VRビジネスに興味がある人、教育コンテンツにVRを導入したい人、宇宙ビジネスに興味がある人などさまざまな背景をお持ちの中、多くの方に参加いただきました。
中には、開発話の最中に大きく頷かれたり、メモをたくさんとっていらっしゃったりとみなさん真剣な眼差しで聴かれていました。



プレゼンテーションの後には質問タイムや、この事業の背景などを3人から説明しセッションは終了しました。
今回、3人のうち主に発表を行った渡邉に感想を聞きました。

渡邉:初CEDECの発表でしたが横に心強い二人が立っていたおかげか特に緊張せずに発表できました(笑)。「宇宙xVR」の取り組みをJAXAさんと始めて2年以上が経ちますが、取り組みの内容やそこで得た知見・課題を今回のCEDECで発表させてもらいました。グリーが宇宙ビジネスやってると言うと大げさのように聞こえるかもしれませんが、宇宙ビジネスのハードルは年々下がってますし、少しでも子どもに宇宙に興味をもってもらい、将来の宇宙産業を支える助けになれば良いなと思いながら活動しています。また、グリーのVRに対する取り組みの一部を紹介する良い機会になりました。

今回のブログではDay2の様子をお送りしましたが、今年のCEDECも多くの企業が参加され多くの来場者がいらっしゃいました。
企業ブースで多かったのはVRやPCゲーム、モーションキャプチャーに関するサービスが多い印象でした。

また来年もCEDECが開催されると思いますが、グリーグループ一同登壇できるように引き続き頑張ってまいります。

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